「また行きたい」と…

「暑さが厳しくなる前に、博多の友人に会いに行きたい」
そんな思いから、今回のご依頼をいただきました。
病気の状態もあり、「動けるうちに会っておきたい」というお気持ちもあったようです。

博多に到着してすぐ、体調がすぐれず、ホテルでの休息を優先することになりました。
かかりつけ医と連絡を取りながら様子観察をし、徐々に回復。
一番の目的だったご友人との再会を果たし、食事をご一緒することができました。

お食事の前には、かつて暮らしていた街を車で少し巡る時間もありました。
あいにくの雨でしたが、懐かしそうに窓の外を見ながら、ご友人との会話にも笑顔が見られました。

旅を終えた数日後、「次は〇〇に行きたい。どのくらい前にお願いすればいいですか? 看護師さんがいれば大丈夫だと思います」
というご連絡をいただき、「また行きたい」と思っていただける旅になったことを、とてもうれしく感じています。

今回の旅には、多くの方の協力がありました。

かかりつけ医は、旅行の許可だけでなく、緊急時に備えた情報提供書を用意、体調不良時のバックアップをしてくださいました。
ケアマネジャーは、酸素や車いすの手配、関係機関との連携を担ってくださいました。
訪問看護ステーションとは、体調や内服についての情報共有を行いました。
現地ではご友人が受け入れにご協力くださり、自社連携先の旅行代理店はお客様の状態に合わせた交通や宿泊手配をしてくださいました。

それぞれの専門性がつながることで、安心して旅に出る環境が整いました。関わってくださったすべての方に感謝しています。

フリーステーションでは、ゲスト様の思いを叶え、暮らしを愉しむためのサポ―トをさせていただきたいという思いから、自費の看護サービスを実施しています。そのサービスのひとつが、旅行付き添いサービス『たびさき看護』です。
医療や介護のニーズの高い方々の旅行は、ご本人・ご家族にとって不安なことが多いのではないでしょうか。そんな課題を解決するのがこのサービスです。お家を出てから帰宅するまでの間の体調管理、医療的ケアの実施、移動時の介助などを行います。万が一旅行先で受診が必要になった場合も付き添いますので安心して旅を楽しんでいただけます!

「旅に行ってみたいけれど不安がある」
そんな方も、まずはお気軽にご相談ください。
私たちは、安心して一歩を踏み出せるような環境づくりをお手伝いしています。